はじめに
ブロックチェーン技術の台頭により、ゲーム産業にも大きな変革の波が訪れています。
従来のゲームでは、プレイヤーが獲得したアイテムやキャラクターは企業によって一方的に管理されていましたが、NFT(Non-Fungible Token)の登場によって、こうしたデジタルアセットの所有権がプレイヤー自身に移っていくことになりました。
本日は、そんなNFTゲームの最前線を行く「元素騎士オンライン」について、その概要や特徴、将来性などを詳しく解説していきます。
元素騎士オンラインの概要
「元素騎士オンライン」は、人気タイトル「エレメンタルナイツオンライン」の後継作品として展開されているNFTゲームです。
前作が800万ダウンロードを超える大ヒットを記録したことから、本作にもゲーマー層から大きな期待が寄せられています。
元素騎士オンラインの特徴
元素騎士オンラインには、以下のような特徴があります。
- 無料で始められる「Free to Play」
- プレイしながらRONDトークンを獲得できる「Play to Earn」
- ユーザー自身がコンテンツを制作し売買できる「UGC to Earn」
- MVトークンとRONDトークンの2種類の独自通貨の導入
特にUGC to Earnの機能が注目を集めています。
従来のゲームでは企業側が一方的にコンテンツを提供していましたが、本作ではユーザー自身がアバターの装備品やランド内のコンテンツを制作・販売することで、NFTとしての価値を生み出すことができるのです。
元素騎士オンラインの舞台
元素騎士オンラインの舞台は、華やかなファンタジー世界。
プレイヤーはこの世界を舞台に、仲間とパーティを組んでモンスターを倒したり、稀少なアイテムを収集したりと、さまざまな冒険を繰り広げることができます。
世界観やキャラクターデザインなどは、FFシリーズの天野喜孝氏がタッグを組んでおり、ゲームの魅力をさらに高めています。
ファンタジー世界の住人になって冒険に臨む楽しみは、本作の最大の魅力と言えるでしょう。
元素騎士オンラインのNFT
元素騎士オンラインでは、ゲーム内のさまざまなアセットがNFTとして実装されています。
以下ではその具体的な内容について説明します。
オシャレ装備NFT
オシャレ装備NFTとは、ゲーム内のキャラクターに装備させることのできるアバターアイテムのことです。
元素騎士オンラインでは、ユーザーがこうした装備品を自作して、NFTマーケットプレイスで販売することができます。
オシャレ装備NFTにはレアリティの概念があり、レアリティが高いものほど希少性が高く、価値が高くなる傾向にあります。
自作の装備品を適切な価格でNFTマーケットに流通させることで、収益を得ることができるのです。
LANDとESTATE
元素騎士オンラインのメタバース空間「GENSOメタバース」には、LAND、ESTATE、LANDMARKと呼ばれるNFT土地が存在しています。
これらの土地NFTを所有することで、さまざまな活動が可能になります。
- LAND: ゲームやコンテンツの構築、宣伝活動、コミュニティ形成など
- ESTATE: 複数のLANDを組み合わせた大規模な土地。企業による大型施設の建設などに使用
- LANDMARK: 象徴的な施設用の土地。限定的なイベントや企業の看板施設に最適
LANDには自分のロゴやリンクを設定できるなど、オリジナリティを発揮する機会が用意されています。
またLAND所有者には、限定アイテム「Raw material」を獲得できるメリットもあります。
元素騎士オンラインのトークン
元素騎士オンラインには、2種類の独自トークンが存在します。
それぞれの役割について解説しましょう。
MVトークン
MVトークンは、ガバナンストークンとして機能するほか、以下のような用途で使用されます。
- オシャレ装備NFTの制作コスト
- LANDの購入代金の一部
- GENSOメタバースでの投票権行使
MVトークンを多く保有するほど、ゲーム内の意思決定に大きな影響力を持てるようになります。
またNFTマーケットプレイスでの取引手数料が無料になるなど、さまざまな特典が用意されています。
RONDトークン
RONDトークンは、ゲーム内の基軸通貨として機能します。以下のような用途で使用されます。
- ゲーム内アイテムの購入代金
- LANDの購入代金の一部
- 一部のコンテンツへの参加料金
RONDトークンはゲームをプレイすることで獲得することができ、獲得したトークンはNFTマーケットプレイスで売却して現金化することも可能です。
つまり、ゲームに熱心に取り組めば取り組むほど、RONDトークンを介して現実の収益を得ることができるのです。
元素騎士オンラインのNFTマーケットプレイス
元素騎士オンラインには専用のNFTマーケットプレイス「GENSOマーケットプレイス」が用意されています。
ここでは、ゲーム内で入手したさまざまなNFTアイテムを売買することができます。
GENSOマーケットプレイスの概要
GENSOマーケットプレイスは2022年9月にローンチされ、すでに20億円を超える取引実績を残しています。
NFTアイテムは誰でも購入可能で、メタマスクなどの専用ウォレットさえ準備できれば簡単に参加できます。
2024年5月にはNFTの購入募集機能が追加される予定で、NFTの流動性がさらに高まることが期待されています。
GENSOマーケットプレイスの特典
GENSOマーケットプレイスでは、MVトークンを使ってNFTを購入する場合、取引手数料が無料になるキャンペーンが実施されています。
これにより、MVトークンを保有しているユーザーにとっては、より手数料の安いNFT取引が可能になります。
また現時点では開始されていませんが、将来的にスカラーシップ制度が導入される予定です。
これはオシャレ装備NFTをレンタルすることで、装備作成者と借り手の双方に一定の収益が発生するシステムです。
NFTゲームならではの新しい収益モデルとして注目されています。
まとめ
以上、元素騎士オンラインの概要と特徴について解説してきました。
本作は、従来のゲームにはなかったさまざまな新機能を取り入れており、プレイヤーに対して多様な収益機会を提供するユニークなNFTゲームだと言えるでしょう。
特にUGC to Earnの仕組みは、今後のゲーム産業に大きな影響を与える可能性を秘めています。
ユーザー自身がコンテンツクリエイターとなり、自分の創作物に対する対価を得られるようになれば、ゲームに対する人々の意識も大きく変わっていくはずです。
初期投資が不要で誰でも気軽に始められるフリープレイタイプのゲームとしても注目を集めており、元素騎士オンラインは今後ますますその存在感を高めていくことでしょう。
メタバースの住人になって新しいゲーム体験に触れてみませんか?
よくある質問
元素騎士オンラインはどのようなゲームですか?
元素騎士オンラインは、ブロックチェーン技術を活用したNFTゲームです。プレイヤーはファンタジー世界を舞台に冒険を繰り広げ、NFT アイテムを獲得したり自作して販売することで収益を得ることができます。ユーザー自身がコンテンツクリエイターになれるのが大きな特徴です。
元素騎士オンラインのトークンにはどのようなものがあるのでしょうか?
元素騎士オンラインには、2種類の独自トークンが存在します。ガバナンストークンであるMVトークンと、ゲーム内の基軸通貨であるRONDトークンです。MVトークンはNFTの制作やLANDの購入に使用でき、またガバナンスにも関わります。一方、RONDトークンはゲーム内アイテムの購入や一部コンテンツへの参加に使用されます。
NFT の活用方法にはどのようなものがありますか?
元素騎士オンラインではさまざまなNFTが活用されています。キャラクターの装備品はNFTとして制作・販売できる「オシャレ装備NFT」、ゲーム内の土地は「LAND」「ESTATE」「LANDMARK」としてNFT化されています。これらのNFTを所有することで、コンテンツの制作やイベントの開催、限定アイテムの獲得など、さまざまな活動が可能になります。
元素騎士オンラインのNFTマーケットプレイスについて教えてください。
元素騎士オンラインには専用のNFTマーケットプレイス「GENSOマーケットプレイス」が用意されています。ここでは、ゲーム内で入手したさまざまなNFTアイテムを売買することができます。取引手数料がMVトークン保有者は無料になるなど、優遇策も用意されています。また、今後はスカラーシップ制度の導入も予定されており、NFTゲームならではの新しい収益モデルが展開されていく予定です。